PHILOSOPHY

創業者である先代は大学卒業後に大手の音響メーカーに入社し、忙しいながらも多くの仲間に囲まれて東京都内で充実した社会人生活を送っていました。勤務5年目のある時、父親から「長男なのだから地元に帰ってきて何かで独立しなさい」と言われ、前職を退職して帰郷します。
昔は漁師の町だったいわき市四倉町で、父親がとある燃料商社の支店長だったことが理由で燃料のお客さんである漁師さん達に、ENEOSや出光と言った有名企業とは全く異なる無名メーカーの船舶用エンジンオイルを販売することでローヤル油機を創業しました。 現在は漁船はほとんどいなくなり船舶用エンジンオイル販売は行っておりませんが、当時はたくさん漁船が港に停泊していて毎日のように漁から戻ってきた漁師さんたち目掛けて営業活動を行っていました。

そんな毎日の中で行っていたオイル代金の集金の作業中、「今日は漁船が壊れて漁に出ていないからお金は払えない。来月また来い。」と言われて途方にくれることもあったそうです。そんなことがまだまかり通る時代でした。そういったことを繰り返しているうちに、たくさんいる漁師さんの中には漁船の機械類の手入れを普段から入念に行っていて毎日エンジン全開で漁に出ている方と、普段から細かい手入れを続けるのは面倒臭くてやりたくない、と手入れをあまりしない方がいるということに気がついていきます。

そんなある日、とある秀でた同い年の漁師の方に出会います。その方はとても機械を大事にされる方で自分の漁船の隅々まで仕組みを熟知しており、その方にエンジンオイルの営業をしたところ、そんなにオイルを買って欲しいならまずはエンジンルームの中に入って中がどうなっているのか見てみろ、と言われてふんどし一つで真っ黒になりながら入り込み、エンジンの構造や仕組みを良く教えてもらったそうです。それから毎日のように通ってエンジンオイルの交換作業を請け負ったり新しい商品を提案したりしてその方の役に立とうとしつつ、エンジンは音や振動、発熱でオイル交換が必要な時期を見極める、などとても大事な機械知識の基礎を学び、「機械は人と同じようなものだ」と強く思い始めます。
その同い年の漁師の方は、創業者が出会ってから十数年後に不運にも病魔に襲われ、遠洋漁業で北海道の沖合いに出たまま帰らぬ人となりました。息子である私はお会いすることはできませんでしたが、今で言う東洋経済やプレジデントのような当時のハイクラス職の方が好むような経済紙を愛読する、優秀でかつ愛のあるとても良い人だったと創業者は話していました。
「機械は人と同じようなものだ」
決まった時間にその人に合った食事が取れない(オイル交換できない)まま、休みも睡眠も取ることもなく(停止時間が一切ない)動き続けているうちに、いつの間にか調子が悪くなって病気になってしまう(故障が発生する)。そんなことが起きないように、愛着を持って大事な機械の手入れをするあの漁師の方の考え方を残し、広めていくことが自分に課された使命なのではないか。そんな想いから 「機械に“愛”を届けます」の言葉は生まれました。 機械が故障して必要なものが必要な人のもとに届かない、そんなことが起きないように潤滑油のプロフェショナルとして我々と一緒に、機械に“愛”を届けましょう!
もっと詳しく知りたい方は…
福島民報が運営する「ダシマス福島」掲載中
こちらの当社記事をご覧ください。
代表インタビュー動画(伊達な社長)はこちらをクリック!

創業者(会長) 佐藤忠義

代表取締役 佐藤義道

機械は人と同じ、愛情・時間・お金をかけると喜んで動くし何もしないといつの間にか壊れてしまう。「機械に“愛”を届ける」ことができれば機械は素直にその感情に反応して安定的に稼働し続け、最終的には安定的な工場の稼働と商品の生産に寄与していきます。
機械の故障が減り安定して商品が生産できるとお客様がとても喜びます。このありがとうの数と大きさが仕事のやりがいと利益と幸せをもたらします。

具体的な内容として、下記の3つを挙げます。
幅広い商品群、中身の成分、機械設備の知識を持つことで世界一の提案力
オイル・グリースを小さな容器に詰め替えて1本から販売することで、ムリ(不適切な代替使用)、ムダ(有料廃棄)、ムラ(一度に過剰給油)を減らす
オイル・グリースが正常に機能していることを管理しトラブルを未然に防ぐ
詳しくは事業案内ページをご覧ください。
過去20年間の中で前年より売上・利益が減ったことは1度(2009年リーマンションの時)だけ。
毎年5~10%前後事業を拡大してきてます。亀の歩みで良いと思っています。
経済は波なので大きく上昇すれば必ず大きく下降する。少しずつ上昇する方が良いと考えています。


福島県に3年以内に建設される風車は500基以上あり、完成すると秋田を抜いて日本一になります。O&M市場は70億に広がる予測なのでオイル・グリース需要が5%だと仮定しても福島だけで3.5億の市場規模です。
国内で増加する再生可能エネルギーの筆頭株である 風力発電機向けの商品販売の実績が増えています。 今後はヨーロッパ企業から欧州だけで販売されている商品を直接輸入できる調達ルートを確立させてさらなる販売量の拡大を目指していきます。

現在、弊社のホームページは日本語版しかありませんが、定期的にベトナムやシンガポール等の東南アジアの企業から購入するかどうか検討したいのでこの日本製のオイルの価格を教えて欲しい、とお問い合わせを頂きます。弊社では従来から中国、韓国、シンガポール等の企業へ輸出販売を行っておりますが、英語版ホームページを今後作ることで更なる海外企業への輸出販売の拡大を目指して参ります。

弊社ホームページは2000年頃に公開し、現在も多くの新規顧客から引き合いを頂く大事な財産です。今もなおWEB開発技術は発展し続けており、今後も新たな技術を活用し「他社よりも圧倒的にお客様の役に立つWEBサイト」を目指し改善し続け、インターネット販売量の拡大を目指します。